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After

先生から一言

５９歳の女性が５月の冷えた日に、突然顔の左半分が上にあがって右目がつむれなくなったと来店されました。もともと悪玉コレステロールが高く、疲れやすく、花粉症がある体質です。

中国の漢方処方に脳梗塞や血液の詰まりによく効く「補陽還五湯」という名処方があります。しかし日本にはないので中身の働きによく似ている漢方薬を組み合わせて飲んでいただきました。飲んで２週間後には８０％神経が回復一カ月後にはほとんど治って医師から奇跡的といわれました。免疫を上げるよう早く寝るように医師から言われました。

現在も血液をきれいにして花粉症にきく漢方薬２種類を飲んでいると体調がよい、と続けて飲んでいらっしゃいます。

印象的だったのはこの方は顔半分が動かなくなり、他人に逢うのはさぞ苦痛だったのではないか、と思われたのですが「ねえ、ねえ、私の顔ってすごいでしょ」と友人に見せて歩いたそうです。

このように病気に対して前向きの気持ちが治りを早くしたのでしょう。
この方が書かれた詩を以下に掲げます。

＿＿＿身体をかけ抜けるあらし＿＿＿

正中頸囊胞(せいちゅうけいのうほう)摘出手術と顔面まひ
今年は二つの病におそわれた
不便な事はあったけど
特別悲愴感にはとらわれない
強い人ねと周りでいう
私は決して強くはない
身体を駆け抜けていく
あらしの通過をまってるだけ

まだまだ続く
頸椎に損傷があるから
めまい・首・肩の痛みに手の痺れ
医者の薬でかいかいになり
接触性皮膚炎に花粉症
私の暮らしはおかされる

それでもなんとか生きている
親に貰ったこの身体
共に生きようと思ったら
何ともこれがいとおしい

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